スイッチやランプなどで使われるφ22mm丸穴に対応したことで、一般的なドリルを使っての盤加工が可能になった。長さ3mか5mの分離ケーブルを使うことで、離れた場所に設置することもできる。
「Pro-face」ブランドでタッチパネル表示器などを提供するデジタルは2013年7月29日、直径22mmの丸穴に取り付けられるモジュラー型表示器付きコントローラ「LT4000Mシリーズ」を発売した。
従来、操作盤にプログラマブル表示器を取り付けるには、表示器のサイズに合わせて特殊な装置による加工が必要だった。新製品は、生産現場のスイッチやランプなどで使われる22mm丸穴に対応したことで、一般的なドリルを使った盤加工が可能になった。分離ケーブル(3m/5m)を使うことで、離れた場所に設置することもできる。同社従来製品「LT3000シリーズ」と5.7型で比べると、設置に必要なスペースを厚さで17%、体積で43%削減。設置場所の選択肢が広がったことから、包装、食品加工や搬送など、スペースが限られている生産現場での導入を見込んでいる。
デジタルI/Oのみに対応の機種と、デジタルとアナログのI/Oに対応した機種をラインアップ。内蔵のI/O以外にもイーサネット、シリアル、USBを使って、PLC、温調計、サーボモータ、インバータ、アクチュエータ、マイコンボードなどと接続できる。
価格はデジタルのみに対応の3.5型が6万1950円(税込。以下同)、5.7型が9万8700円。デジタルとアナログのI/Oに対応の機種が3.5型で10万6050円、5.7型で14万2800円となっている。
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