答えは、
「セキュリティシステムの“閏(うるう)年”計算に不良があった」
ことが原因です!! ※「」内をクリックしてください。
1992年は閏年であるにもかかわらず、入退室セキュリティシステムは、2月28日の次は3月1日としていたため、曜日がずれてしまいました。このため、3月6日を金曜日ではなく、土曜日と認識し「休日モード」にしてドアをロックしてしまったのです。同セキュリティシステムにとって、3月6日は、ミケランジェロウイルスの発生日ではなく、2月29日以降の“最初の金曜日”として意味があったのです。
ボストンのオフィスで働く50人以上の「最強プログラマー軍団」が、この原因を解明しようと挑戦したのですが、誰にも分からず、セキュリティシステムの入れ替えが必要かと諦めかけていました。そんな折、真夜中の3時、突如、夢の中で「ひょっとして、閏年の計算ミスではないか?」と思い至り、興奮のあまり、夜中にオフィスまで車を飛ばして、確かめに行きました。分かってみれば簡単な原因ですが、ミスリードする要素が多かったため、極めて不可解な事件でした。
なお、閏年の計算法は以下の通りです。
閏年が面倒なのは、年の真ん中で余計な1日が増えることにあります。そこで、発想を転換し、1年の始まりを1月1日ではなく、3月1日にすれば、最後の1日が「増える・増えない」という単純な問題になります。
皆さんは答えが分かりましたか? また次回お会いしましょう!
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