横河電機は、統合機器管理ソフトウェアパッケージ「PRM R4.01」を発売した。プラントで使用されている機器の状態や保全情報を集中管理し、情報を統計的に把握して、保全作業と運転業務を支援する。
横河電機は2018年4月12日、統合機器管理ソフトウェアパッケージ「PRM(Plant Resource Manager) R4.01」を発売した。主な市場は製造業全般。用途として、プラントのフィールド機器立ち上げや運転業務、保全業務の支援を想定している。
PRMは、プラントで使用される大量の監視制御用の機器などの状態や保全情報を集中管理するソフトウェアパッケージ。今回発売されたPRM R4.01では、プラント全体の機器の稼働状態を統計的に把握できる「フィールドアセットKPI(Key Performance Indicators:評価指標)レポート機能」を追加。これまで個別に把握していた機器の稼働状態を、KPIで統計的に把握できるようにした。異常の発見の他、不具合の原因特定や解析、保全作業の優先順位付けの検討などに活用できる。
また、機器のパラメータを設定する機能として「パラメータ テンプレート機能」を装備した。テンプレートにパラメータを設定し、これを機器にダウンロードすることで、同じパラメータの複数の機器を効率的に設定できる。故障した機器を交換する場合、機器設置後のパラメータ設定に時間がかからないため、迅速に機器を立ち上げることができる。
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