日東精工は、トルクセンサー内蔵のNXドライバー「SD600T」シリーズの高トルク機種となる「ドライバーNX200T3」と「コントローラーSD600T10」を組み合わせた製品を発売した。従来シリーズの小型軽量を継承しつつ、高速化、高精度化を図った。
日東精工は2018年2月20日、トルクセンサー内蔵のNXドライバー「SD600T」シリーズの高トルク機種となる「ドライバーNX200T3」と「コントローラーSD600T10」を組み合わせた製品を発売した。ドライバー本体とコントローラー、付属品一式で構成される。価格は73万5000円(税別)。年間で40台の販売を目指す。
同製品は、従来シリーズの小型軽量は継承しつつ、ドライバー本体に新型モーターと新開発の減速機、トルクセンサーを採用。これにより、高速化、高精度化を図った。
締め付けプログラムの設定数を従来の16組から32組に拡張したことで、1台で多彩な締め付けが可能になった。締め付け波形処理機能を標準装備し、波形によって上下限トルクだけでは判定できなかった締め付け不良の合否判定ができる。
また、イーサネットポートを通信用に追加し、これまでオプション仕様だったデータ収集機能を標準搭載とした。データ保存によるトレーサビリティーがより確立しやすくなっている。
さらに、締め付けプログラム設定や波形表示用アプリケーションソフトを刷新。PC上のモニター機能を充実させた。新たな機能として「らくらくモード」も追加し、初心者でも目標トルク値とチャンネル番号の設定だけで簡単に使用できる。
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