AR技術を活用したプラントコミュニケーション支援FAニュース

横河電機は、プラントコミュニケーション支援サービス「SensPlus Buddy」を発売した。汎用のモバイルやPC端末を活用し、ビデオ通話を使った情報共有が行える。AR技術の応用により、現場の画像に遠隔地から手書きで指示を書き込むこともできる。

» 2017年12月12日 07時00分 公開
[MONOist]

 横河電機は2017年11月10日、プラントコミュニケーション支援サービス「SensPlus Buddy(センスプラス バディ)」を発売した。モバイル端末を活用し、熟練技術者の技能を視覚的に共有できる。

 Webブラウザで動作し、専用機器の導入やネットワーク工事、専用アプリケーションのインストールは不要。汎用(はんよう)のモバイル端末やPC端末をそのまま活用できる。ユーザーの認証システムは高いセキュリティを確保し、決められたグループ内でのみデータ通信ができる。

 ビデオ通話をはじめ、動画やドキュメントのスナップショット、手書きでの書き込みなど、各種機能を備える。例えば、現場の作業員と遠隔地にいる熟練技術者が、ビデオ通話を使って映像と音声をリアルタイムで共有できる。AR(拡張現実)技術の応用により、現場で撮影した画像に遠隔地から手書きで指示を書き込むことも可能だ。

 また、現場とは別の場所のシステム運転情報や取扱説明書などのドキュメントを参照する場合、該当する画面やドキュメントのスナップショットを送信することで、必要な情報が入手できる。

photo コミュニケーション支援サービス「SensPlus Buddy」 出典:横河電機
photo 現場の画像に作業指示を手書きで書き込み(クリックで拡大) 出典:横河電機
photo ドキュメントのスナップショットに作業指示を手書きで書き込み(クリックで拡大) 出典:横河電機

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