モジュラーコンセプト採用、最大直径700mmの加工ワークに対応可能な複合加工機FAニュース

ヤマザキマザックは、複合加工機「INTEGREX i」シリーズの最新版「INTEGREX i-500」を発表した。最大直径700mmまでの加工ワークに対応可能で、全長を短縮したコンパクトミル主軸を採用し、生産性の向上と加工領域の拡大を達成した。

» 2017年09月20日 07時00分 公開
[MONOist]

 ヤマザキマザックは2017年9月4日、複合加工機「INTEGREX i」シリーズの最新版「INTEGREX i-500」を発表した。

 INTEGREX i-500は、シリーズ最大となる直径700mmまでの加工ワークに対応する。高出力、高トルクのビルトインモーターを搭載しながらも、全長を短縮したコンパクトミル主軸を採用し、生産性の向上と加工領域の拡大を達成した。

 また、機械構造の改良や高剛性化、高精度スケールを標準で採用。これにより、より高精度な加工を可能にした。機械前面に配置したツールマガジンにスライドドアを用いるなど、作業性や保守性も向上した。

 新たにモジュラーコンセプトを採用しており、旋削主軸やミル主軸など各部仕様をニーズに応じて選択できる。ギア加工や高精度5軸加工などの付加価値の高い加工をはじめ、さまざまな加工ニーズに適した仕様にできる。さらに、昨今の自動化ニーズに応えるため、多関節ロボットや左右どちらにでも配置可能な高速ガントリーロボットなどのオプションを用意している。

photo 複合加工機「INTEGREX i-500」

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