ジェイテクトは、FA制御機器用リモートI/Oユニット「TBIP」シリーズをPLC「TOYOPUC」のラインアップに追加した。IP69Kの耐環境構造とEtherNet/IP対応により、設備の省配線化とレイアウト自由度向上を図る。
ジェイテクトは2025年11月10日、FA制御機器用の耐環境リモートI/Oユニット「TBIP」シリーズをPLC「TOYOPUC」のラインアップに追加したと発表した。工作機械や生産設備の省配線化を目的とした製品で、安全用I/Oと一般用I/OをEtherNet/IP通信で接続し、端子箱を使わず設備内へ直接配置できる。
同製品は「IIFES 2025」(2025年11〜19日、東京ビッグサイト)のジェイテクトのブースに出品される。
TBIPシリーズは、M12コネクターによる配線方式とIP69Kの防水防塵(じん)性能を備え、従来必要だった制御箱を不要にした。これにより端子箱レス設計を実現し、設置工数削減、省スペース化、設備レイアウトの自由度向上に貢献する。
また、安全用I/Oと一般用I/Oを同一ユニットで扱える点も特徴だ。PLCとCIP Safety over EtherNet/IP通信で接続することで、安全レベルカテゴリー4を維持したまま両I/Oの混在使用が可能となる。さらにIEC 61508 SIL3の安全認証を取得し、高い安全性と信頼性を確保する一方、省配線化と省機器化にも寄与する。
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