ジェイテクトは、生産現場のデジタル化を推進する「ノーコードAI活用プラットフォーム」を内製した。検査工程などにおいてプログラミング不要で容易にAIサービスを導入でき、既存事業の競争力向上に貢献する。
ジェイテクトは2024年10月10日、生産現場のデジタル化を推進する「ノーコードAI(人工知能)活用プラットフォーム」を内製したと発表した。自動車部品の外観検査の自動化に向けた、同プラットフォームの導入を予定している。
同プラットフォームは、ステアリング、駆動製品、軸受など、同社製品の生産現場における課題を解決するために開発。学習モデル構築などのAIサービスをノーコードで導入できるユーザビリティと、「マイクロサービスアーキテクチャ」でサービスを自由に組み込みできるカスタマイズ性を備える。
同社は、2022年10月に専門組織「先端ソフトウェア研究室」を設立し、生産現場のニーズに合ったWebアプリケーションの迅速な提供および運用を目指したが、専門スキルを持つ人材が不足する課題があった。そのため、データの前処理からML(機械学習)モデルの運用までを容易に実行できる同プラットフォームを内製。生産現場のプログラミングの専門知識を持たない従業員でも、生産工程の省人化や自動化、業務の効率改善が可能になる。
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