オペレーター支援のTwinCAT CoAgent、AIと対話しながら機械操作などサポート2025国際ロボット展

現在、生成AIを使ったソリューションがさまざまな設備に導入されている。ベッコフオートメーションは、生成AIを活用したチャットベースの対話型AIツール「TwinCAT CoAgent for Operations」を、「2025国際ロボット展(iREX2025)」で紹介した。

» 2026年01月05日 13時30分 公開
[長沢正博MONOist]

 人手不足や技能継承の課題解決に向けて、現在、生成AI(人工知能)を使ったさまざまなソリューションが開発されている。ベッコフオートメーション(以下、ベッコフ)も、生成AIを活用したチャットベースの対話型AIツール「TwinCAT CoAgent for Operations」を、「2025国際ロボット展(iREX2025)」(2025年12月3〜6日、東京ビッグサイト)において紹介した。

MCPサーバ対応のオープンアーキテクチャ採用

2025国際ロボット展の「TwinCAT CoAgent for Operations」のデモ機[クリックで拡大]

 ベッコフはこれまで、「TwinCAT CoAgent for Engineering」でPLC(プログラマブルロジックコントローラー)のプログラミング支援や最適化、ドキュメント検索、レポート作成などエンジニアリング業務を支援してきた。それに対して、TwinCAT CoAgent for Operationsは、稼働中の機械操作やサービス業務を支援する。

 プロセス値、ログファイル、KPIを継続的に監視し、異常の兆候を検出すると、サービス担当者と対話しながら問題解決を支援する。また、アラーム通知時は、仮説の立案、根拠に基づく診断、手順を追っての対策提案までAIがサポートする。

 自動レポート生成機能も備えており、根本原因の分析や、影響範囲、是正措置を含むサービスレポートに加え、KPIやトレンドをまとめた運転シフトごとのレポートを自動的に作成可能という。

MCPサーバによるオープンアーキテクチャでさまざまな言語モデルなどが活用可能に MCPサーバによるオープンアーキテクチャでさまざまな言語モデルなどが活用可能に 出所:ベッコフオートメーション

 TwinCAT CoAgentは、MCPサーバ(Model Context Protocol)に対応したオープンアーキテクチャを採用している。MCPサーバは、大規模言語モデル(LLM)と、外部のシステムやデータソースを接続するために設計されたオープンプロトコルだ。2025国際ロボット展の会場では、マイクを通して人の自然言語の指示を理解し、デモ機の状態を調べたり、モータを動かしたりした他、“シークレットモード”として返答する際の語尾を変えたりするデモを行った。

“シークレットモード”がONなるとAIの語尾が変化 “シークレットモード”がONになるとAIの語尾が変化[クリックで拡大]

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