ジェイテクトは、FA制御機器用設計ツール「TOYOPUC-Manager」を開発した。設計ツールの一体化により、設備設計エンジニアの設計効率を向上させる。
ジェイテクトは2025年9月29日、設備設計エンジニアの設計効率を向上させるFA制御機器用設計ツール「TOYOPUC-Manager」を開発したことを発表した。
TOYOPUC-Managerは、工作機械や設備において、従来は別々に設計していたPLC(プログラマブルロジックコントローラー)、安全PLC、操作画面、モーションコントローラー(安川電機製ツールのインストールが必要)をシームレスに設計/保守することが可能なツールとなる。
PLC、安全PLC、操作画面、モーションコントローラーの設計ツールの一体化により、各制御機器のデータをイーサネット接続で一括で取得でき、設備単位の各制御機器データの一元管理も可能になる。一括読み込み機能や、設計ツール間でのレジスタコメントの共有化を行うリンク間コメント設定などの機能により、設計ツール間のデータの共有化、データの一括操作を実現する。
また、PC上でTOYOPUCの安全PLCを含めた設備全体のシミュレーションが可能になる。実機とそれに対応する設計ツールを用意して行うデバッグ作業に比べて、シミュレーションによるデバッグ作業は実機を用意する手間などを削減できる他、各制御機器を連携させたシミュレーションにより設計工数を短縮する。
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