オプテックス・エフエーは、色や材質が異なる対象物でも安定して計測できる有機EL搭載C-MOSレーザー変位センサー「FASTUS CD2S」シリーズを発売した。コンパクト設計のため、小型機器に容易に組み込める。
オプテックス・エフエーは2025年11月14日、色や材質が異なる対象物でも安定して計測できる有機EL搭載C-MOSレーザー変位センサー「FASTUS CD2S」シリーズを発売した。年間2万台の販売を目標としている。
CD2Sシリーズは、同社が開発した超高感度イメージセンサー「ATMOS」を搭載し、反射率が高い白セラミックやステンレス、反射率が低い黒ゴムなど幅広い対象物を設定変更なしで検出できる。光が拡散反射する物体にも対応し、環境光の影響を抑えて安定した計測が可能だ。
アンプ内蔵型で、18.4×33×46.4mmとコンパクト設計のため、小型機器への組み込みが容易になった。さらに、同社の小型変位センサーでは初めてIO-Linkに対応し、センサーの状態監視による予知保全にも活用できる。
用途として、基板の反り測定や板ゴムの重なり検査などを想定しており、電気および電子部品、半導体、自動車、機械業界向けに販売する。
ラインアップは測定範囲と繰り返し精度(30±5mm 2μm、50±15mm 5μm、110±50mm 20μm)、接続方式(コード式、コネクター中継式)が異なる計6種を用意する。
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