Rockwell Automation(ロックウェル・オートメーション)は、「Micro800」コントローラーに対応する無料設計ソフトウェア「FactoryTalk Design Workbench」を発表した。複数デバイスを同時に管理可能で、設計から導入までの作業を効率化する。
Rockwell Automation(ロックウェルオートメーション)は2025年10月28日(現地時間)、マイクロ制御システム専用の無料設計ソフトウェア「FactoryTalk Design Workbench」の提供を開始した。包装や上下水道、農業、マテリアルハンドリングなどの分野で、小型制御システムを扱うメーカー向けに設計している。
同ソフトウェアのバージョン1は、「Micro800」「Micro800 Lx0E」コントローラーのマルチデバイスに対応し、プログラミングや構成、トラブルシューティングを実行可能なワークスペースを提供する。複数デバイスを同時に管理可能なため、設計から導入までの作業を効率化する。
また、Logixベースの設計環境により高速な操作が可能になるほか、ダウンロード速度とオンラインワークフローが改善することで、大幅な効率向上が見込める。
同社の製品マネジャーであるワン・シャン・ルー氏は、同ソフトウェアについて「マイクロ制御システム向けの次世代設計環境であり、信頼性に優れた、生産的で直感的な操作体験を提供する。ワークフローを簡素化して、将来のデバイス統合基盤を構築する」と述べている。
FactoryTalk Design Workbenchは、同社の製品互換性およびダウンロードセンター(PCDC)から入手可能。同社は今後のバージョンで、対応機種の拡大と年次アップデートを予定している。
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