PTCは「モノのインターネット」(IoT)向けアプリケーション開発・運用プラットフォームを手掛ける米ThingWorxを買収。SLMやPLMのソリューションを補完する目的がある。
米PTCは2013年12月30日(現地時間)、「モノのインターネット」(IoT)向けのアプリケーション開発・運用プラットフォームを手掛ける米ThingWorxを買収したと発表した。買収金額は1億1200万ドル。買収後の利益に応じて1800万ドルを分割払いする可能性がある。
IoTは、あらゆる機器をインターネットに接続させる注目の技術。ThingWorxのIoT向けアプリプラットフォームは、米ラスベガスで開かれたITEXPO West 2013で「Best of Show - Most Innovative Product」を受賞した実績がある。
ThingWorxのプラットフォームは、PTCの既存のサービスライフサイクル管理(SLM)や製品ライフサイクル管理(PLM)の拡張ソリューションポートフォリオを補完するものになる。同プラットフォームを利用することで、IoTアプリケーションの開発に必要な費用・リスク・期間を抑えることができるため、製造企業にとっては予知保全やシステム監視といったサービス戦略を推進する一助になるとしている。
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