東芝デジタルソリューションズは、高頻度で大量に発生するIoTデータやビッグデータの管理に適したデータベース「GridDB」のクラウドマネージドサービス「GridDB Cloud」を海外向けに販売開始した。
東芝デジタルソリューションズは2025年4月17日、高頻度で大量に発生するIoT(モノのインターネット)データやビッグデータの管理に適したデータベース「GridDB」のクラウドマネージドサービス「GridDB Cloud」を、海外向けに販売開始したと発表した。
「GridDB Cloud」はDX(デジタルトランスフォーメーション)のコアとなるデータ基盤をクラウドでマネージドサービスとして提供する。これまで日本国内のみでサービスを提供していたが、グローバルでのDX推進ニーズに応えるため、海外向けに販売を開始する。
「GridDB Cloud」は、クラウドサービスの利点を生かし、データベースを稼働させるためのサーバやストレージなどの初期導入にかかる時間を短縮し、導入コストを低減できる。また、マネージドサービスとして、データベースの運用にかかる手間やコストを最小化し、データや処理量が増えた際のリソース増強を柔軟に行うことができる。さらに、クラウドネイティブなアプリとの連携を容易に行える。
海外向けでは、以下の26カ国/地域を対象に、Azure Marketplaceを通じて提供する。
価格は、ストレージ使用量が100GB、DBリクエストが10分当たり1万回までの「GridDB Cloud月額定額プラン」が月520米ドルとなっている。その他、操作内容ごとに課金する従量課金プランも用意する。
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