ストックマークは、製造業の開発現場における情報活用実態の調査結果を発表した。情報の見落としによる手戻りを63%が経験しており、平均9人日相当の工数ロスが生じている。
ストックマークは2025年12月9日、製造業の開発現場における情報活用実態の調査結果を発表した。調査は同年10月2〜6日、課長以下の現場層の製造業従事者445人を対象にオンラインアンケートで実施した。
調査結果によると、直近2〜3年で納期や開発スピードが速くなったと51%が回答し、業務負荷が増加したとする回答も63%に達した。
開発環境が厳しさを増す一方で、DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)導入による業務効率化を実感している人は28%にとどまり、72%は実感がないとしている。
直近3カ月で情報の見落としが原因の手戻りを経験した割合は63%だった。手戻り1回当たりの損失については、作業時間が2〜3日以上かかるとの回答が53%、関わる人数が2〜3人以上との回答が56%を占めた。これらを平均すると、9人日相当の工数ロスが発生していると推計される。
また、手戻りの発覚については、自身の見直しによるものは33%にとどまり、67%は自身の手を離れてから第三者の指摘によって発覚している。手戻りの原因となった情報の見落とし理由としては、「情報量が多すぎて把握しきれなかった」が23.4%で最多で、「部門間や関係者間の連携不足で共有されなかった」(19.9%)、「アクセスできなかった」(18.2%)がこれに続いた。情報自体が存在しなかったケースは11.9%であり、約75%は情報は存在するものの見つけられない情報過多や活用不全に起因していることが判明した。
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