日立ハイテクノロジーズは、同社が販売する装置向けのIoTサービスポータル「ExTOPE」を開発した。装置が出力するデータをクラウド上で収集、蓄積、管理し、ユーザーがデータの共有や分析などに活用できる。
日立ハイテクノロジーズは2017年8月8日、同社が販売する装置向けのIoT(モノのインターネット)サービスポータル「ExTOPE(エクストープ)」を開発したと発表した。計測データの閲覧、装置の状況のモニタリング、遠隔地間での装置操作画面共有などができる。
ExTOPEは、装置が出力する計測データや装置稼働データをクラウド上で収集、蓄積、管理し、ユーザーがデータの共有や分析などに活用できるWebポータルだ。今後は遠隔保守やデータ分析など、多様なニーズに対応するアプリケーションの開発を進め、遠隔地でのデータ分析や解析結果の閲覧、データ共有など共同作業の実現を目指す。
IoTやAI(人工知能)などの技術進歩に伴い、電子顕微鏡などの分析機器や半導体製造装置、検査装置、計測制御システムなどの装置やセンサーから得られるデータを活用し、業務を効率化する動きが進んでいる。そのため、遠隔地間でもタイムリーに計測データを閲覧、共有、活用できる統合環境の構築が求められていた。
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