村田製作所とRUTILEAは、エッジAIカメラを用いて工場の作業手順や作業漏れを可視化できるモニタリングシステムを共同開発した。ノーコードで運用でき、DXによる効率化を支援する。
村田製作所は2025年11月25日、RUTILEAと共同で、エッジAI(人工知能)カメラを活用して工場作業を可視化するモニタリングシステムを開発したと発表した。同月から提供を開始する。
同システムは、村田製作所が開発したエッジAIカメラを用い、素早い動作を検出。作業手順および工程ごとの作業漏れをリアルタイムに確認できる。RUTILEAのAIソリューションと組み合わせることで、現場担当者がノーコードでAIモデルを作成して運用でき、専門業者に依頼する必要がない。システムの開発から改変までを低コストで進められる。
AIモデルの開発とデータ処理はユーザーの工場内で完結し、データを外部に持ち出す必要がないため、高い機密性が求められる工程にも適している。
生産性向上や人手不足の解消に向けて、工場のDX(デジタルトランスフォーメーション)ニーズが高まる中、導入障壁となっていた高度なAI設定や運用の負荷の軽減に貢献する。
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