横河電機は、米マイクロソフトなど4社と協業し、IIoT(Industrial IoT)アーキテクチャの開発を進める。各社の技術を活用し、新たなIIoTアーキテクチャを開発する。
横河電機は2017年2月1日、IIoT(Industrial IoT、産業用IoT)アーキテクチャの開発に向け、IT分野の先進企業と協業することを発表した。協業先は、米マイクロソフト、米FogHorn Systems(FogHorn)、米Bayshore Networks(Bayshore)、米Telit IoT Platforms(Telit)の4社。
具体的には、容易に設置可能なプラグアンドプレイのセンサーと、自動で設定を行う(プロビジョニングする)センシングクラウドや、データベースクラウド、ヒストリアン(データ保存)クラウド、アプリケーション開発環境が相互に連携してビジネスプロセスアプリケーションを構成するIIoTアーキテクチャを開発する。
同アーキテクチャの開発には、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure IoT Suite」、FogHornのフォグ・コンピューティング・ソフトウェア、Bayshoreが持つOSI参照モデルに関するセキュリティ技術、Telitのセンサー組み込み用通信モジュールを活用する。横河電機が2016年11月に開設した「アーキテクチャ開発室カリフォルニア」が中心となり、これを進める。
IIoT技術の活用には、センシングやオートメーション、セキュリティ面で多くの技術的課題がある。横河電機では今後、同アーキテクチャを基盤とし、センシングから制御、クラウドでの処理までの一連の機能を提供することで、こうした課題の解決を目指すとしている。
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