オムロンは、「NVIDIA GTC 2025」において高度なデジタルツイン再現技術を公開した。同社の自動化ソリューションとNVIDIA Omniverseを連携し、デジタルツイン環境を構築することで業務効率の改善に貢献する。
オムロンは、NVIDIA主催のグローバルAI(人工知能)カンファレンス「NVIDIA GTC 2025」(2025年3月17〜21日、米国カルフォルニア州サンノゼ)において、高度なデジタルツイン再現技術を発表した。
同社の検査装置およびオートメーション技術とアプリケーション開発プラットフォーム「NVIDIA Omniverse」との連携により、作業効率を向上する方法を紹介した。
同社の自動化ソリューション(コントローラー、センサー、サーボモーター、安全装置)を、オートメーションソフトウェア「Sysmac Studio」を通じてNVIDIA Omniverseと連携することで、デジタルツイン環境を構築。正確な装置内部の再現が可能となり、トラブルシューティングやフロントローディングの短縮に貢献する。
展示ブースでは、NVIDIA GPU搭載のCT X線自動検査装置「VT-X」シリーズを使って、熟練工のノウハウを実装した生成AIを、自然言語を用いて現場で活用する方法を実演。同シリーズに搭載したAwwのバーチャルヒューマンを活用して新規ユーザーの技術的障壁を下げ、オペレーターとマシンの連携を促進することで業務効率の改善を図る。
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