スター精機は、グループ会社のスターテクノが開発した「段ボール箱自動組立ロボットシステム」の販売を開始する。多関節ロボットが平らな段ボールを開き、底面を折りたたんでテープで固定する作業を自動化する。
スター精機は2025年3月3日、グループ会社のスターテクノが開発した「段ボール箱自動組立ロボットシステム」の販売を開始すると発表した。
同システムは、ストックされた平らの段ボールを多関節ロボットが開き、底面を折りたたんでテープで固定する作業を自動化する。テープはI貼りのほか、オプションの側面テープ貼りユニットの追加によりH貼りも可能だ。組み立てた段ボールは、コンベヤーに載せて自動搬送される。
段ボールサイズは、幅210〜270mm、長さ320〜380mm、高さ180〜290mmに対応。各ストッカーには、5mm厚シングルの段ボールを20枚ストックできる。対応サイズ内であれば、異なるサイズの段ボールも同時に扱える。ロボットはティーチングレスで、寸法を入力するだけで簡単に操作できる。
1分間に2ケースの段ボールを組み立てられ、作業効率化と人手不足解消に寄与する。安全性に配慮し、ライトカーテンを標準装備した。
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