今回、偶然の結果でしょうが、NECの電池に関する記事が3本もランクインしました。NECは現在の主要3事業に加えて、スマートエネルギー事業を4本目の柱として確立しようとしています。柱の中身は電池技術。ランキング2位の37万台のiPhone 5に相当する電池をイタリアへ、NECが受注と、ランキング10位の鍛え上げられた家庭用蓄電システム、価格だけではないNECの工夫は、NECの大型電池と小型電池の実例を紹介したものです。
NECは「鍛え上げられた家庭用蓄電システム、価格だけではないNECの工夫」で取り上げたような家庭用蓄電システムから市場に参入しますが、長期的には大型電池に軸足を移していく計画です。大型電池とは図3にあるような多数の電池モジュールを組み合わせたもの。イタリアにおける実証実験の場合は、電池をDC-AC変換システムや制御システム、空調システム、通信システムと組み合わせて、図4にある20フィートコンテナ(青い箱で示されています)に入れ、必要な個数を設置します。
実証実験の当初の目的は、再生可能エネルギーの出力変動吸収ですが、大型電池の普及に従い、停電時などに小規模な自治体の電力をまかなう役割も持たせていく計画です。「日本で暮らしていると再生可能エネルギーが普及しているという実感はあまりありませんが、欧州では小規模な自治体を中心に100%近くをまかなっている事例も出てきました」(NEC)。
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