自然エネルギー:
最短10営業日で太陽光・風力の発電予測を提供、CTCが新サービス
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が最短10営業日で風力・太陽光発電所の発電量を予測する新サービスを発表した。(2024/10/9)
製造業は環境にどこまで本気で取り組むべきか:
CO2の回収と再循環まで踏み込むデンソーのサステナ戦略、なぜ必要なのか
自動車部品メーカーとしてCO2回収や再循環などより本質的なカーボンニュートラルに向けて積極的な技術開発を進めているのがデンソーだ。デンソー 安全・品質・環境本部 安全衛生環境部 サステナブル環境戦略室 室長の小林俊介氏に、環境問題への取り組みとその考え方について話を聞いた。(2024/10/9)
新方式採用の限流遮断器:
直流kV・kAの電力を高速遮断 小型軽量の電力機器
埼玉大学や名古屋大学、東京工業大学、東京大学および、金沢大学の研究グループは、直流kV・kAの電力を小型軽量の機器で高速遮断できる、新方式の電力機器「限流遮断器」を開発した。(2024/10/10)
顧客も強く意識:
「半導体メーカーもサステナビリティ戦略は必須」 onsemi CMO
サステナビリティ戦略は半導体メーカーにとっても重要になっている。onsemiでシニアバイスプレジデント兼CMO(Chief Marketing Officer)を務めるFelicity Carson氏は、「顧客は半導体サプライヤーのサステナビリティ戦略を強く意識している。プロダクトカーボンフットプリントなどの情報提供を求める声も強くなっている」と語る。(2024/10/8)
工場ニュース:
再生可能エネルギー併設型蓄電所を愛知県で建設、太陽光発電電力の蓄電も可能
サーラエナジーは、再生可能エネルギー併設型蓄電所「サーラ東三河蓄電所」の建設を愛知県豊橋市で2024年11月から開始する。(2024/10/8)
Gartner Insights Pickup(371):
世界的なメガトレンドが促すデータセンター戦略の変革
AI(人工知能)、持続可能性、自動化、サイバーセキュリティなどの世界的なメガトレンドが、データセンターを根本的に変えつつある。これらのトレンドの長期にわたる大きなうねりにより、ITオペレーションに重要な変化が生じている。インフラストラクチャとオペレーション(I&O)のリーダーにとって、これらのトレンドに対処することは、データセンターの競争力と存在意義を維持するために不可欠だ。(2024/10/4)
失敗しないプロジェクトに共通する11の法則 最大のリスクは「あなた自身」だ
プロジェクトの勝ち筋はどこにあるのだろうか。数十年間の大型プロジェクトの研究と実践で培ってきたオックスフォード大学教授が明かす11の経験則とは。(2024/10/4)
モジュール組み立て工程に供給開始:
12インチウエハーを用いてSiパワー半導体チップを量産
三菱電機は、パワーデバイス製作所福山工場の12インチSiウエハー対応ラインで製造したパワー半導体チップの本格出荷を始めた。同社は「2025年度までにSiパワー半導体の前工程における生産能力を、2020年度に比べ約2倍とする」中期計画に取り組んでいる。(2024/10/2)
研究開発の最前線:
リグノセルロースの複雑な分子構造を再現した天然基質の化学合成に成功
神戸大学は信州大学との共同研究で、リグノセルロースの複雑な分子構造を再現した天然基質の化学合成に成功した。従来の人工基質では困難だったリグニン−キシラン間架橋結合の酵素分解反応を解析できる。(2024/10/2)
Axus Technologyが開発:
SiCを低コスト化できるか 米装置メーカーのCMP技術
米Axus Technologyが提供するCMP(化学機械研磨)装置は、SiCウエハーのコストを大幅に下げる可能性がある。(2024/10/1)
材料技術:
透明発電ガラスの発電性能向上に成功、新バージョンのサンプル提供を開始
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は、inQsとの共同研究開発で、透明発電ガラス(SQPVガラス)の発電性能と品質を向上させることに成功した。(2024/10/1)
工場ニュース:
12インチSiウエハーを用いたパワー半導体チップをモジュール組立工程に供給開始
三菱電機はパワーデバイス製作所 福山工場で製造する12インチSiウエハーを用いたパワー半導体チップを、モジュール組み立て工程に向けて本格的に供給を始めた。(2024/10/1)
AIブームで電力需要が急増 ESGファンドのハイテク企業投資に影響か
AIブームで大量の電力が必要になったのに伴い、大手機関投資家は米MicrosoftやAlphabetに電力需要についての詳細な情報の開示を求めている。今後もこれらの企業をESG(環境・社会・企業統治)ファンドに大きく組み入れ続けるべきかどうかを判断するためだ。(2024/9/30)
日刊MONOist月曜版 編集後記:
部品メーカーこそ積極的に製品のCO2関連情報を開示すべき理由
負担のように見えますが、チャンスだといえます。(2024/9/30)
実現すれば国内初:
動物の「うんち」で発電できるのか? 愛媛県の失敗と学び
実現すれば国内初となるチャレンジが2019年、愛媛県で行われていた。動物園の糞尿を活用したバイオガス発電・熱利用装置を動物園に導入するプロジェクトだ。結果は失敗に終わったが、その過程でさまざまな試行錯誤があった。(2024/9/30)
電力料金も上昇が続き、運用コストがかなり膨らむ:
「効率化よりも太陽光発電と風力発電への投資を優先すべき」なデータセンターの総電力消費量急増、その要因は? IDC予測
IDCは、データセンターの電力コストとテクノロジープロバイダーやデータセンター事業者への影響などについて考察したレポートを発表した。(2024/9/30)
クラウドサービスと環境配慮【後編】
クラウドデータセンターの環境負荷軽減に役立つ「ESGツール」とは?
データセンターの環境負荷軽減が社会的な課題となる中で、ユーザー企業も環境負荷の問題とは無縁ではいられなくなりつつある。主要クラウドベンダーは環境負荷に関してどのような選択肢を提供しているのか。(2024/9/30)
10月18日から:
「イオンモール熊本」リニューアルで36店舗を刷新、どう変わる?
イオンモール熊本がリニューアルを発表した。10月18日から2025年春にかけて、新規17店舗を含む36店舗を刷新する。(2024/9/29)
自民新総裁、石破茂氏に決定 公約に「半導体・AIサプライチェーンの国内整備」など掲げ
自由民主党が実施した「自民党総裁選2024」の結果、自由民主党の新たな総裁が石破茂氏に決定した。(2024/9/27)
製品動向:
工事現場の仮設ハウスに太陽光発電+蓄電池導入、やまびこが実証実験開始
やまびこと太陽建機レンタルは、静岡県の工事現場にバッテリーエネルギー貯蔵システム型の「shindaiwa 50kVAマルチハイブリッドキューブ」を導入し、仮設ハウスへの電力供給の実証運用を開始した。(2024/9/27)
河野太郎氏に、スタートアップ著名起業家が直談判 newmo青柳氏、SmartHR創業者宮田氏らとの対談、河野氏は何を答えたか
総裁選にも出馬する河野太郎デジタル大臣が、ライドシェアスタートアップnewmoの青柳直樹代表、SmartHR創業者で株式報酬SaaSを手掛けるNStockの宮田昇始代表らと対談。要望ぶつけるスタートアップに何を答えたか。(2024/9/27)
SMCが生産能力を大幅拡大:
中国でパワー半導体の新工場稼働 着工からわずか21カ月で
米国資本の半導体メーカーであるSMC Diode Solutions(SMC)は、中国 南京で2つ目のパワーディスクリート工場の稼働を開始した。総面積は2.8万平方メートルで、建設には30億人民元(約615億円)を投じた。高性能/高電圧整流器を製造する予定で、SMCの生産能力は大幅に増大していくとみられる。(2024/9/26)
太陽光:
太陽光の余剰電力をムダなく活用可能に、IHIが熱を利用する新システム
IHIが太陽光発電の余剰電力を直流のまま活用できるシステムを開発。余剰電力で蒸気を作り、熱として無駄なく活用できるという。(2024/9/25)
温暖化が引き起こす「負の連鎖」 食からエネルギーまで、どんな影響が?
温暖化の影響が食からエネルギーまで幅広い範囲に及んでいる。食の中でも特に影響を受けやすいのは、どの農作物なのか?(2024/9/24)
工場建設も続々:
「欧州半導体法」で主導権争いに加わるEU 世界シェア20%を目指す
EUは「欧州半導体法」を制定し、半導体業界における競争力とレジリエンス強化を目指している。同法に基づいて430億ユーロの資金が調達される予定で、既に複数の工場や研究開発施設の建設プロジェクトが進行している。(2024/9/19)
AIのハルシネーション軽減で有望な結果:
Google、2400億の検証可能な統計データを接続させたオープンLLM「DataGemma」を発表
Googleは、大規模言語モデル(LLM)のハルシネーションの課題に対処するために、現実世界の統計データに接続するよう設計されたオープンLLM「DataGemma」を発表した。(2024/9/19)
災害少ない土地で、電力会社グループが運用:
データセンターに求められる“安定感” 実現にちょうどいいのは香川だった
適切なデータセンター選びとアウトソーシングは、主業務に集中できる環境を提供し、コスト削減やBCP対策を実現する、戦略的な選択だ。そんなデータセンターに欲しい要素にマッチしたのは香川県だった。(2024/9/18)
日刊MONOist火曜版 編集後記:
“地上の太陽”核融合発電は脱炭素問題の切り札となるか
これからが本当に楽しみです。(2024/9/17)
ものづくり白書を読み解く(2):
業況はコロナ禍以前の水準に回復 今後は無形固定資産への投資が重要に
日本のモノづくりの現状を示す「2024年版ものづくり白書」が2024年5月に公開された。本連載では3回にわたって「2024年版ものづくり白書」の内容を紹介していく。(2024/9/17)
「ヒルトン京都」開業 京都に4ブランド5軒目、客室の特徴は?
東京建物とヒルトンは、「ヒルトン京都」を9月12日に開業した(2024/9/13)
量子コンピュータ:
量子コンピュータで仮想発電所の需給調整最適化に挑む
グリッドと電気通信大学の共同提案「仮想発電所受給調整におけるリスクヘッジ型量子古典確率最適化手法の開発」が、新エネルギー・産業技術総合研究所(NEDO)のプロジェクトに採択された。(2024/9/12)
サステナブル設計:
「iPhone 16」はどれだけ地球に優しくなった?
Appleが発表した新製品ラインアップ「iPhone 16 Pro/iPhone 16シリーズ」と「Apple Watch Series 10」について、“環境に配慮したAppleのモノづくり”の観点で注目してみた。(2024/9/11)
工場ニュース:
EV向け「4680セル」電池の量産準備完了、パナソニック エナジーが和歌山工場で
パナソニック エナジーは、EV向け円筒形リチウムイオン電池の最新型となる「4680セル」の量産準備を完了し、同セルのマザー工場となる和歌山工場の開所式を行った。今後、戦略パートナーの最終評価を経て量産を開始する。(2024/9/10)
太陽光:
2023年度の太陽光発電導入量は大幅減、今後はPPAモデルが成長の主軸に
矢野経済研究所が国内の太陽光発電市場(新規・セカンダリー)の導入見通しに関する調査結果を発表。(2024/9/10)
脱炭素:
清水建設イノベーション拠点で外部調達の水素を活用したエネルギー実証開始
清水建設は、東京都江東区の自社イノベーション拠点「温故創新の森『NOVARE』」で、水素サプライチェーンを活用した水素エネルギーの実証運用を開始した。オンサイト型の水素蓄エネルギー設備「Hydro Q-BiC」に外部調達水素の急速充填用水素吸蔵合金タンクを付加し、オンサイトとオフサイトの双方から水素供給に対応できる新システムを実装した。(2024/9/6)
深海での洋上風力に向け「電気運搬船」開発 スタートアップのパワーエックス
風車を洋上に浮かべる「浮体式洋上風力発電」は、四方を深い海に囲まれた海洋国・日本にとって再生可能エネルギーの切り札になる。だが、深ければ深いほど海底に送電用の電力ケーブルを敷くのは難しく、コストもかさむ。こうした海域でも洋上風力を可能にして発電量を増やそうと、エネルギー系スタートアップ(新興企業)のパワーエックス(東京都港区)が「電気運搬船」の独自開発に取り組んでいる。(2024/9/5)
工場ニュ―ス:
インフィニオンがSiCパワー半導体新工場の第1フェーズ開設、3000億円超投資
Infineon Technologies(インフィニオン)は、マレーシアのパワー半導体新工場の第1フェーズを正式に開設した。第1フェーズでは、高効率200mm SiCパワー半導体のほかGaNエピタキシーを製造し、900人の高付加価値雇用が創出される。(2024/9/4)
製造業は環境にどこまで本気で取り組むべきか:
ソニーが取り組むサステナビリティ、素材開発などテクノロジーで限界突破へ
ソニーグループでは2050年の環境負荷ゼロを目指しそこから逆算でさまざまな取り組みを進める「Road to Zero」を推進。今回は製造業として、テレビやカメラなどのエンタテインメント機器の開発や製造を行う「ソニー株式会社」の環境に対する取り組みを、サステナビリティ推進部門 部門長の鶴田健志氏に聞いた。(2024/9/4)
第3回「定置用蓄電システム普及拡大検討会」:
導入が加速する再エネ・系統向け蓄電システム、現状のコストと収益性の見通しは?
再エネ電源の大量導入を背景に、日本でも電力系統への導入が加速している定置用蓄電池。その普及拡大や市場創出を目指す資源エネルギー庁の「定置用蓄電システム普及拡大検討会」では、蓄電システムのコスト構造や収益性についてのレポートが公開された。(2024/9/3)
製造マネジメントニュース:
パナソニックとヤンマーの協業が第2段階へ、ガスヒートポンプエアコンで合弁
パナソニック 空質空調社とヤンマーエネルギーシステムは、ガスヒートポンプエアコン(GHP)室外機の開発と製造に関する合弁会社を2025年4月に設立することで合意した。合弁会社設立と同時に共通化モデルとなる次期製品の開発を開始し、2026年1月から生産を始める計画である。(2024/9/2)
製造マネジメントニュース:
三菱電機とシーメンスエナジー、多端子HVDCシステムの実現に向けて協力
三菱電機はシーメンスエナジーと直流開閉所および直流遮断器の要件定義に関わる契約を締結した。(2024/9/2)
蓄電・発電機器:
カゴメが飲料製造工場に蓄電システム、自家消費太陽光の利用率を向上
カゴメが長野県の富士見工場に蓄電システムを導入。自家消費型太陽光発電と組み合わせて、再エネ利用率の向上を目指す。(2024/8/30)
脱炭素:
OKIエンジニアリング、CO2排出量ゼロの試験評価サービスを実現
OKIエンジニアリングは、全事業拠点の購入電力を、2023年度末に再生可能エネルギー由来の電力に切り替えた。これにより、受託した試験評価サービスで生じるCO2排出量がゼロとなった。(2024/8/30)
太陽光:
建物屋根や壁面への太陽光発電の導入、NEDOが設計・施工ガイドラインを公開
昨今注目されている太陽光発電の建築物屋根や壁面への設置。NEDOはこうした設置方法に向けた「建物設置型太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン2024年版」を公開した。(2024/8/29)
第67回「再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会」:
日本の太陽光・風力発電の導入ポテンシャルは? 新たな試算結果が公表
第67回「再エネ大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会」では、国内の太陽光・風力発電の導入ポテンシャルについて、複数の機関から試算結果が報告された。その概要を紹介する。(2024/8/28)
蓄電・発電機器:
2040年に11.5兆円規模に――電力貯蔵・定置用蓄電システム向け二次電池市場
調査会社の富士経済は2024年8月23日、エネルギー貯蔵システム(ESS)および定置用蓄電システム向け二次電池の世界市場を調査した。2040年の市場規模は、2023年比で3.4倍の11兆5224億円に拡大すると予測している。(2024/8/27)
河野大臣、SNSのブロックについて見解 「誹謗中傷を受け止める必要全くない」 総裁選出馬会見で発言
総裁選への立候補を表明した河野太郎デジタル大臣。8月26日に開催した立候補に関する記者会見において、河野大臣がX(旧Twitter)の一部ユーザーをブロックしている件について、「総理の資質としてふさわしいのか」という記者からの質問に答える形で見解を述べた。(2024/8/26)
製造マネジメントニュース:
豪州でe-メタンを製造し日本へ輸出、詳細検討を開始
Osaka Gas Australia、オーストラリアのエネルギー企業であるSantosの子会社であるSantos Ventures、東京ガス、東邦ガスの4社は、サントスが数十年にわたる上流ガス田の開発/操業により知見を有するオーストラリア中東部のクーパーベイスンのムーンバにおけるe-メタンの製造と日本への輸出プロジェクトの詳細検討実施に関する覚書を締結した。(2024/8/23)
電気を使うとお金がもらえる 欧米で起きる「電力のマイナス価格」を、なぜ日本は規制するのか
欧米で「電力のマイナス価格」が頻発している。再エネとの関係性もあり、欧米では浸透しているが、日本では規制されている。なぜか?(2024/8/23)
エネルギー需要の8割は電力大量消費のGPUと冷却、その具体的な削減策とは:
「AIがデータセンター成長の要因」の今、実際、電力消費量の何%を占めるのか? ABI Researchレポート
ABI Researchによると、データセンターのサイト数は年平均12%のペースで増加し、2030年までに2万4000を超え、総電力消費量も2477テラワット時に達する見通しだ。(2024/8/22)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。