今回は、Androidのアプリケーション・フレームワークが持つコンポーネント群「アプリケーションコンポーネンツ」について。ACE対策としてだけでなく、Androidアプリ開発をする上でも必須知識となるのでしっかりと理解しておこう。
本連載「Android技術者認定試験『ACE』ドリル」もいよいよ中盤戦を迎えます。6回目となる今回は、最重要事項である「アプリケーションコンポーネンツ」についてです。
アプリケーションコンポーネンツとは、Androidのアプリケーション・フレームワークが持つコンポーネント群となります。具体的には、以下に掲げる主要な5つのコンポーネントが、ACEの出題対象となっています(注1)。
また、この5つのコンポーネントの理解はACEの枠を超えて、Androidアプリケーションを開発する上で必須の知識となります。今回の内容で5つのコンポーネントが、どのような機能を保持しているのかをしっかりと理解し、ACE合格ならびにAndroidアプリケーション開発の前提知識を身に付けましょう。それでは、早速演習に入ります。
(1)バックグラウンド処理の実現
(2)コンポーネント間の非同期メッセージ
(3)各種データを他のアプリケーションと共有
(4)ユーザーインタフェースとそのロジックの実行
(1)Activity上にViewを配置することで、さまざまなUIの表現を実現する
(2)Activityにはライフサイクルがあり、Activityを起動すると最初にonCreateメソッドが呼び出される
(3)Activityから別のActivityを呼び出す際はIntentを用いる
(4)Activityは状態を持ち、操作しているActivityの状態をビジブルという
(1)onCreate
(2)delete
(3)getType
(4)select
(1)ServiceはIntentを用いて起動させることができる
(2)Serviceの処理が終了すると、自動的にそのインスタンスは破棄される
(3)ServiceはActivityへのbindを用いて起動させることができる
(4)Serviceは必ずAndroidManifest.xmlに登録する必要がある
(1)BroadcastReceiverの処理が終了すると、自動的にそのインスタンスは破棄される
(2)BroadcastReceiverはブロードキャストされたIntentを受信する機能を持っている
(3)BroadcastReceiverからIntentを用いてActivityを起動することはできない
(4)BroadcastReceiverは暗黙的Intentを受信する機能を持っている
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