今回は、Androidの“リソースファイル”について。「画像」と「XMLファイル」に大別されるリソースファイルのうち、XMLファイルに関する演習と解説をお届けする。
本連載「Android技術者認定試験『ACE』ドリル」も今回で5回目となります。まだまだ、学習すべき範囲はたくさんありますので、焦らず一つずつ理解を進めていきましょう。
さて今回は、「リソースファイル」の学習をします。Androidにおけるリソースファイルとは、“コード以外の全ファイル”となります。このリソースファイルを大別すると「画像」と「XMLファイル」に分けられます。
本連載で取り上げているAndroid技術スキル標準「ATSS(Android Technical Skill Standard)」の第3階層のスキル項目「リソースファイル」では、XMLファイルについて出題されます(“画像”に関しての問題は作りようがないですからね)。この単元では、「知っているかどうか」という知識問題が出題される傾向にあります。しっかりと知識を身に付けて、満点を目指しましょう。それでは演習です。
(1)アプリケーションで利用するコンポーネントが定義されている
(2)アプリケーションに与えるべき許可情報が定義されている
(3)全アプリケーションが保持する必要がある
(4)アプリケーションの暗号化設定が定義されている
<uses-sdk android:minSdkVersion="7" />
(1)Android 1.6以上の環境で実行可能である
(2)Android 2.0以上の環境で実行可能である
(3)Android 2.1以上の環境で実行可能である
(4)Android 2.2以上の環境で実行可能である
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <resources> <string name="version">Ver.1.0.0</string> </resources>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <resources> <text name="version">Ver.1.0.0</string> </resources>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <string name="version">Ver.1.0.0</string>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <strings> <string name="version">Ver.1.0.0</string> </strings>
(1)文字列リソースファイルの名称に、言語コードを付加することにより実現する
(2)文字列リソースのname属性値に、言語コードを付加することにより実現する
(3)リソースファイル配置用のディレクトリに、言語コードを付加することにより実現する
(4)Androidのアプリケーションフレームワークには多言語対応の仕組みはないので、各自実装することにより実現する
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