ヤマハ発動機は、産業用ロボット製品「Robonity」シリーズのBasicモデルに、ロッドタイプの「LBAR」「ABAR」とスライダタイプの薄型モデル「LBAS12」「ABAS12」を追加した。
ヤマハ発動機は2021年12月2日、産業用ロボット製品「Robonity(ロボニティ)」シリーズのBasicモデルに、ロッドタイプの「LBAR」「ABAR」とスライダタイプの薄型モデル「LBAS12」「ABAS12」を追加したと発表した。
新製品として追加するのは、ロッドタイプのモーターレス単軸アクチュエーター「LBAR04」「LBAR05」「LBAR08」と、単軸ロボット「ABAR04」「ABAR05」「ABAR08」だ。また、既存のスライダタイプには、薄型モデルのモーターレス単軸アクチュエーター「LBAS12」と単軸ロボット「ABAS12」「ABAS12H」を追加する。
ロッドタイプのLBAR、ABARは、リニアガイドを内蔵した一体構造を採用。ラジアル荷重がかかっても、直進性を損なわない剛性を確保した。回転方向のガタを抑えることで、ロッド先端に取り付けたツールの不回転精度を±0度としている。
同社のステッピングモーター単軸ロボット「TRANSERVO」シリーズの「SRD05」に比べ、同サイズのLBAR05は幅方向を約65%コンパクト化。装置のダウンサイジングに貢献する。最長ストロークは800mmで、ロングストロークに対応する。
スライダタイプのLBAS12とABAS12は、全面的に設計を見直し、外形の幅120mm、高さ76mmへと小型化した。薄型構造のため低重心化でき、直交ロボットのX軸としての使用に適する。同じフレーム幅で200W、400Wの両モーターに対応し、さまざまなシチュエーションで使用できる。
LBARとLBAS12は同日より販売を開始し、ABARとABAS12は2022年1月20日に発売予定。価格(税込)は、LBARが6万8640円から、LBAS12が12万7930円から。ABARとABAS12は、オープン価格となる。
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