「35歳の転職で年収ダウンした理由」の1位は、「残業や勤務日数の減少」(33.3%)だった。2位は「自営業になったため」(16.7%)、3位は「未経験の仕事だから」(13.9%)となっている。
1位の「残業や勤務日数の減少」については、「正社員からアルバイトに変わり、定時で上がれるようになった」「仕事の日数や時間を減らした」などのコメントがあった。意図せずに収入が減ってしまった、というよりは、結婚や出産でライフスタイルが変わったことや、前職での過重労働をきっかけに、無理のない働き方をしたいと、自ら勤務日数や残業を減らした人が多かったようだ。
2位の「自営業になったため」を見ると、景気や社会情勢の影響を受けやすい自営業を選んだことで、収入の増減が激しくなる傾向があった。
3位の「未経験の仕事だから」は、前職の経歴を生かした転職が収入アップの理由の1位であることからも、未経験の職種に転職した場合、給与が下がるケースが多いことがうかがえる。
続いて、35歳での転職が難しいと感じたかどうかを尋ねたところ、「とても難しい」が26.8%、「やや難しい」が35.0%となり、合わせて61.8%が「難しい」と回答している。
「難しい」と感じた理由を見ると、「熟練スキルを持っているベテラン以外は20代の若手が望まれる」「新しい業界に飛び込む場合、年齢相応のスキルや経験が必要とされる」などの声があり、「即戦力となるスキルや経験を求められている」と感じた人が多かった。
「難しくない」と感じた人からは、「即戦力になれるところまで技術を磨いていればどこへでも行ける」「(35歳は)現状のスキルを最大限に生かして転職できる時期」などの声があり、「難しい」と感じた人とは対照的に自身のスキルや経歴に対して自信を持っていることが分かった。また、転職の目的や自分がやりたいことが明確であれば、35歳という年齢は高いハードルではないという意見もあった。
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