データサイエンティスト協会が「データサイエンティストの実態」に関する調査結果を発表。データサイエンティストの業務満足度は前年比10ポイント減の37%だった。また、生成AIの業務利用が前年から倍増していた。
データサイエンティスト協会は2025年4月11日、「データサイエンティストの実態」に関する調査結果を発表した。
同調査の対象者はデータサイエンティスト協会の一般(個人)会員で、313人から有効回答を得た。2015年から調査を続けており、今回(2024年調査)で9回目となる。
初めに「あなたは現在のデータ分析、解析に関する業務について満足していますか」と尋ねたところ、「満足している」が10%、「どちらかというと満足している」が27%となり、満足しているのは前年(2023年、以下同)比10ポイント減の37%だった。
データサイエンティストという仕事に将来性を感じているかについては、「将来性を感じる」「どちらかというと将来性を感じる」がどちらも39%で、78%が将来性を感じていた。しかし、将来性を感じるという回答割合は低下傾向にあり、ここ5年で最も低い結果となっている。
データサイエンティストという仕事に将来性を感じるかについて、年代別に見ると、10、20代は91%が将来性を感じていた。一方、30代は71%と前年より2ポイント減っており、年代差が見られる結果となっている。
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