工作機械内に組み込める、小型軽量のスイングアーム式コラムロボットFAニュース

スギノマシンは、産業用ロボット「スイングアーム式コラムロボット」のラインアップを拡充し、軽可搬、小型タイプ「CRb007H4」を発表した。制御軸数を従来の6軸から4軸に最適化することで、小型化、軽量化した。

» 2020年12月18日 07時00分 公開
[MONOist]

 スギノマシンは2020年11月17日、産業用ロボット「スイングアーム式コラムロボット」のラインアップを拡充し、軽可搬、小型タイプ「CRb007H4」を発表した。2021年4月に販売を開始する。

 同社のスイングアーム式コラムロボットは、狭小空間に設置可能で、容易なシステム化を特徴とする。新たに発売した小型タイプでは、制御軸数を従来の6軸から4軸に最適化することで小型化、軽量化。工作機械内に組み込んでのワーク搬入出作業を想定しており、装置全体の高さを低く抑え、装置の開口部を小さくできる。

キャプション 「スイングアーム式コラムロボット」(左)と設置イメージ(右)(クリックで拡大) 出典:スギノマシン

 シンプルな独自構造は剛性や直進性が高く、アームがロボット本体上部へ飛び出すことがないため、狭いエリアで作業ができる。上下ストロークは390mmと可動範囲が広く、可搬質量は標準で7kg。折り畳み状態でのアーム部のサイズは、609×227×631mmとなる。

キャプション アームが上部へ飛び出さず、広い上下ストロークを確保(クリックで拡大) 出典:スギノマシン

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