データセンターのような可用性を確保する、エッジ環境向けソリューションFAニュース

シュナイダーエレクトリックは、エッジ環境向けソリューション「EcoStruxure マイクロデータセンター」の提供を開始した。エッジ環境に適した、堅牢性の高いIT環境を提供する。

» 2020年02月10日 07時00分 公開
[MONOist]

 シュナイダーエレクトリックは2020年1月24日、エッジ環境向けソリューション「EcoStruxure マイクロデータセンター」の提供を開始した。エッジ環境に適したデータセンターと同等の堅牢性の高いIT環境を提供する。

 同ソリューションは、UPS(無停電電源装置)や配電、物理セキュリティ、監視ソフトなどを新製品のエッジ環境向けラックと組み合わせ、エッジ環境でもデータセンターのような可用性を確保する。

 また、同ソリューションの提供に合わせ、エッジ環境向けラック「NetShelter WX 6U Low-Profile Wall Mount Enclosure」を新たに発売。独自の薄型設計を採用し、設置面積を削減できる。サイズは353×968mmで、床置きや壁面への壁掛けにも対応するため、店舗やオフィスにも設置しやすい。

 標準装備するダストフィルターにより、ちりやほこりの多いバックヤードなどへも設置できる。一般的なサイズのサーバに対応し、エッジ環境に必要なITシステムも組み合わせて構成できる。

キャプション エッジ環境向けラック「NetShelter WX 6U Low-Profile Wall Mount Enclosure」 出典:シュナイダーエレクトリック

 データセンターの構成例として、エッジ環境向けラックのNetShelter WX 6U Low-Profile Wall Mount Enclosure、リチウムイオンUPS「Smart-UPS Lithium-ion」、ラック用高性能電源タップ「AP7900B」、物理セキュリティ「NetBotz」シリーズ、ITインフラ設備の監視・管理ソリューション「EcoStruxure IT Expert」、修理対応サービス「EcoStruxure Asset Advisor」を挙げる。

 構成にクラウドベースのEcoStruxure IT Expertを組み合わせることで、機器の稼働を遠隔地から確認、監視、管理でき、IT管理者が常駐していないエッジ環境でも効率的な運用が可能になる。他に、さまざまな使用ケースを想定したレファレンスアーキテクチャを用意。機器を容易に構成し、信頼性の高いソリューションを短納期で導入できる。

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