三菱重工サーマルシステムズは、タイにある同社の合弁企業が既存2工場の設備を増強し、新設した第3工場と電装工場で生産を開始したと発表した。今後、家庭用・業務用エアコンのニーズ拡大に対応して生産能力を増強する。
三菱重工サーマルシステムズは2018年2月7日、タイにある同社の合弁企業Mitsubishi Heavy Industries-Mahajak Air Conditioners(MACO)が、既存2工場の設備を増強したこと、また第3工場と電装工場の新設工事が完了し、生産を開始したことを発表した。なお同日、新設工場の竣工式が開催された。
MACOは1988年に設立。首都バンコク郊外にあるラカバン(LadKrabang)工業団地に工場を構え、家庭用および業務用エアコンを生産・販売している。今回の増産には総額約30億円を投資した。
新設した第3工場では、家庭用・業務用エアコンの樹脂や板金部品を製造し、電装工場ではエアコンの基幹部品である電装基板などの実装を手掛ける。
今後、家庭用、業務用エアコンのニーズ拡大に対応して生産能力を増強。2020年度には年間生産個数を2015年度比30%増となる270万個とする計画だ。さらに、設備や工法を見直し、組み立てを同期するなどして生産効率を高める。
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