三菱ケミカルは、広島県大竹市の広島事業所のケミカルプラントで、排水水質改善に向けた高度な排水処理技術を確立するパイロット設備が完成したと発表した。
三菱ケミカルは2025年10月14日、広島県大竹市の広島事業所のケミカルプラントに、高度な排水処理技術を確立するパイロット設備が完成したと発表した。同設備の着工時期は2024年10月で、稼働は2025年9月となる。
同パイロット設備は、連続運転やバッチ運転における試験機能を持つ。また、生物処理や膜分離、促進酸化法などの排水処理技術を組み合わせた試験や排水の組成、温度、pHの変動による多変数の試験に対応する。
同社は、今回の排水処理技術を国内外の拠点に水平展開し、有機物などによる水質汚濁の程度を表す化学的酸素要求量の2029年度削減目標達成を目指す。中長期的には、水処理ビジネスとしての事業化も検討している。
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