三菱ケミカルはPETボトル事業から撤退することを決定した。
三菱ケミカルは2025年4月2日、PETボトル事業から撤退することを決定したと発表した。
同社のPETボトル事業は、調味料やアルコール向けを中心にさまざまなニーズに応えた製品をラインアップしているが、近年の原料価格や物流費の高騰により事業の採算は厳しい状況となっている。同社は、固定費の削減など事業の再構築を図ってきたが、取り巻く事業環境を検討した結果、収益性の改善および将来的な成長は困難だと判断し、同事業から撤退することを決定した。
対象事業はPETボトルの製造販売で、製造拠点は関東事業所の平塚地区(神奈川県平塚市)と中日本事業所の浅井地区(滋賀県長浜市)となる。事業撤退のスケジュールに関して、2025年12月末に製造を終了し、2026年3月末に販売終了を予定している。
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