KUKAは、ドイツ・アウグスブルクにある同社のロボット生産工場を、従来の複数ラインシステムからリーン生産方式に刷新する。同ラインでは、新たに同社のモバイルロボットを採用し、さらなる自動化を推進するという。
KUKAは2015年12月2日、ドイツ・アウグスブルクにある同社のロボット生産工場を、従来の複数ラインシステムからリーン生産方式に刷新すると発表した。約140mに及ぶ生産ラインを建造すると同時に、自動化を推進し、年間2万台以上のロボット生産を目指す。
新たな生産ラインには、同社の軽量ロボット「LBR iiwa」と、全方向に駆動できるKUKAモバイルプラットフォームを組み合わせた「KUKA Mobile Robotics iiwa」(以下、KMR iiwa)を導入。ロボットの組み立て作業場において、KMR iiwaが生産原料やネジ、シールリング、ナットなどの小さな部品を自動的に供給・分配する役割を果たすという。
KMR iiwaは、全方向に動ける車輪を搭載し、目的の場所へ確実に移動が可能。狭いスペースでの位置決め精度は、最大±1mmを可能にしている。電源供給にリチウムイオン電池を使用し、可搬重量も自由に変更できる。
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