富士通は物流ソリューション「Logifit」シリーズに、運行管理ソリューション「FUJITSU ロジスティクスソリューション Logifit TM-NexTR」を追加した。運用コストの大幅な削減につながる他、安全で品質の高い輸配送業務が可能になる。
富士通は2015年8月6日、物流に用いる運行車両の分析や運行業務を支援するソリューション「FUJITSU ロジスティクスソリューション Logifit TM-NexTR」(Logifit TM-NexTR)のパッケージ版とSaaS版を販売開始すると発表した。
Logifit TM-NexTRでは、自社車両や大量輸送車向けのデバイスとしてデジタルタコグラフを採用。一方、デジタルタコグラフの取り付けが難しい個配・配送を専門とする中小型車両や一時的に借り受けて利用する傭車などでは、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスを利用し、効率的にデバイスを混在運用する。
さらに、速度、燃費、温度といった車両状態のセンシング情報を収集する機能を備え、安全でエコな運転をサポート。ドライバーのバイタル情報を収集して眠気を予兆段階から検知する機能により、より安全な運行サポートが可能になるという。
富士通の配車支援システムとの連携により、走行時間や荷積み・荷卸しにかかる時間などを総合的にシミュレーションする機能もある。複数拠点を経由する場合でも店着予定時間の予測が可能となり、納品管理をより正確で効率的なものにできるとしている。
販売価格は、SaaS版はスマートデバイス1台当たりの月額料金が980円から。パッケージ版は350万円となる。2017年度末までに5万ライセンスの販売を目指す。
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