ビジュー・サトウは、パーソナル3Dプリンタと木目込み手法を活用した「デジタルジュエリー×木目込みプロジェクト」を開始し、公式Webサイトをオープンさせたことを発表した。第1弾の取り組みとして、ブレスレットの通信販売とワークショップの受付を開始する。
ビジュー・サトウは2015年6月19日、パーソナル3Dプリンタと木目込み手法を活用した「デジタルジュエリー×木目込みプロジェクト」を開始し、公式Webサイトをオープンさせたことを発表した。第1弾の取り組みとして、ブレスレットの通信販売とワークショップの受付を開始するという。
国産ジュエリーCAD「JCAD3 GLB」と光造形方式の3Dプリンタを活用したデジタルジュエリーを展開するビジュー・サトウ 代表の佐藤善久氏と、3Dプリンタと木目込み手法を組み合わせた作品を発表していたSTUDIO REVENT 代表の向山義正氏が出会い、実現したプロジェクト。木目込み手法は、伝統工芸品の木目込み人形などに用いられている手法で、ベースとなる形状にあらかじめ溝を彫り込んでおき、生地を張り合わせていく際に、ヘラなどで生地の端を溝に押し込んでいきながら表面を仕上げていく。
同プロジェクトでは、ベースとなる本体形状を熱溶解樹脂積層(FDM)方式のパーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ Jr. 1.0」(XYZプリンティング製)で造形し、木目込み手法で生地を張り合わせていく。従来、FDM方式のパーソナル3Dプリンタでは造形物に積層痕などが残り、そのままの状態では最終製品として取り扱うことが難しかったが、木目込み手法を活用することで課題を解決した。
公式Webサイト上で通信販売を行うブレスレットの価格(税込み)は、3900円となっている。ワークショップの定員は最大3人で、ビジュー・サトウのデジタルジュエリー工房で行われる。参加費(税込み)は1人5400円で、作業時間は約2時間である。
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