C&Gシステムズは、製造業DXインテグレーター企業として事業拡大を図るため、NTTデータエンジニアリングシステムズと連携強化に向けた契約を締結した。共同で金型CAD、CAM市場のトップシェアを目指す。
C&Gシステムズは2025年1月17日、製造業DX(デジタルトランスフォーメーション)インテグレーター企業として事業拡大を図るため、NTTデータエンジニアリングシステムズと連携強化に向けた契約を締結した。今後、共同で金型CAD、CAM市場のトップシェアを目指す。
両社はCAD、CAM、CAEソフトウェアの自動化を推進するための要素開発に関して、AI(人工知能)開発を含めて取り組んでいく。また、両社の技術を融合したコア事業として、金型加工から金属加工への展開を図る。
他にも、解析システムとの連携により型設計時の試作頻度を削減する機能を開発。製造ノウハウをクラウドに蓄積して技術の属人化を解消したり、AIを活用して型設計から製造までの工程を自動化したりする機能などの開発も共同で進める。
顧客企業の製造設備能力や生産性を向上するためのサービスも提供する。各製造設備から収集した実績データを分析し、生産管理システムをベースにFAを総合的に支援する「クラウド型スマートファクトリーサービス」を提供する。
また、デジタルツイン適用の拡大を進め、自動化に向けた次世代情報インフラ構築にも取り組む他、国内事業で培ったノウハウの活用先を東アジアやASEAN地域へと広げ、欧米市場も視野に入れたグローバル展開を目指す。
C&Gシステムズは、CAD、CAM事業を同年4月1日に分離独立し、「CGSホールディングス」として持株会社へ移行する。その傘下として、グループ事業管理会社「CGS」、CAD、CAM事業に従事する事業会社「C&Gシステムズ」の3社体制(CGSグループ)に再編する。NTTデータエンジニアリングシステムズは、製造ソリューション事業とクラウド事業を「NDES」として独立させ、同年10月1日にCGSへ株式の51%を譲渡する。
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