Sceneの製造業向け課題追跡/管理ツール「Issues」をセイコーエプソンが導入した。導入後はレビュー業務工数が半減し、物品手配コストや人件費を10%削減できた。蓄積した知見の活用による費用削減も期待される。
Sceneは2025年2月4日、同社の製造業向け課題追跡/管理ツール「Issues」をセイコーエプソンが導入した事例を紹介した。
セイコーエプソンは、設計品質の向上と設備納期の短縮を求めて、Issuesの導入を検討。自動化設備の設計を進める中で、「蓄積した知見を次のテーマや設備に生かしたい」「課題を早期発見して解決し、手戻りなく設備を導入したい」との考えから、Issuesの採用を決定した。
Issuesの導入後は、自動化設備の設計レビュー業務において、3D CADデータを関係者全員がWebブラウザで閲覧し、指摘事項を3Dモデル上に書き込めるようになった。これにより、レビュー会議前に関係者が議論できるようになり、課題の早期発見と解決に対応するフロントローディング化が進んだ。
同時に、フィードバックも集めやすくなっている。討議内容が3Dモデル上に可視化されるため、課題への対応漏れも防止できる。
導入後に得られた価値としてセイコーエプソンは、
などを挙げている。具体的には、レビュー業務の工数を50%削減し、物品の手配コストや人件費も10%削減できた。今後の評価として、蓄積した知見の活用による費用削減効果も見込んでいる。
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