オークマ、最大加工径1000mmの大型5軸制御立形マシニングセンタを開発FAニュース

テーブルと送り軸をバランスよく配置し、大型ワークが能率よくできる5軸加工性能を持つ。最大加工径はφ1000mm、最大加工高さは550mmで、省スペース。

» 2014年10月16日 11時00分 公開
[MONOist]

 オークマは2014年10月7日、最大加工径φ1000mmの大型5軸制御立形マシニングセンタ「UNIVERSAL CENTER MU-8000V」を開発したと発表した。

 UNIVERSAL CENTER MU-8000Vは、テーブルと送り軸をバランスよく配置し、大型ワークが能率よくできる5軸加工性能を持つ。最大加工径はφ1000mm、最大加工高さは550mmで、省スペースなサイズとなっている。

 ワーク・主軸への接近性が良く、操作盤との距離も近いため、オペレーターの負担が少なく、作業性に優れている。機械正面へのアクセス性を確保したまま、多面APC/多本数ATC/ロボット・FMSなどの自動化対応も可能となっている。

photo UNIVERSAL CENTER MU-8000V

 また、案内面からのオーバーハングが少ない門形構造と左右移動式トラニオンテーブルにより、剛性が高く、高精度な5軸加工に対応できる。

 さらに、各軸相互の幾何誤差を約10分で自動測定し、補正で5軸加工機を高精度化できる「ファイブチューニング」と「サーモフレンドリーコンセプト」を組み合わせることで、環境温度が変化しても5軸加工の幾何精度を高精度に維持できる。

 同社では同時に、旋削機能付き大型5軸制御立形マシニングセンタ「UNIVERSAL CENTER MU-8000V-L」も開発。「MU-5000V」「MU-6300V」と合わせ、幅広いワークサイズに対応する。

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