ZMPは、センサーを装着した人物の歩き方や姿勢をリアルタイムに把握できる「いつでモーション」の販売を開始した。「9軸ワイヤレスモーションセンサー&SDK ZMPR IMU-Z2」と「Windows 8.1」搭載タブレットPCを組み合わせた研究用製品となる。
ZMPは2014年5月16日、「9軸ワイヤレスモーションセンサー&SDK ZMPR IMU-Z2」(以下、IMU-Z2)と「Windows 8.1」搭載タブレットPC(日本HP製)を組み合わせた研究用製品「いつでモーション」の販売を開始した。価格は通常版が37万6000円、アカデミック版が27万3000円(税抜き)。
いつでモーションは、センサーを装着した人物の歩き方や姿勢をタブレット端末でリアルタイムに確認できるというもの。IMU-Z2は、3軸加速度センサーと3軸角速度センサー、3軸地磁気センサー、開発環境(アプリケーション、ライブラリ、サンプルプログラム)で構成され、本体サイズ36×52×11mm、重さ20g(電池、バンド除く)と小型軽量なのが特徴。Bluetooth無線通信で、計測対象の運動に影響せずに、身体の動作解析ができる。また地磁気センサーによって姿勢が分かるので、静的な状態で絶対角の計測も可能だ。
下記画像は、IMU-Z2を背中に真っすぐ装着し、歩行の際の傾きを計測した例となる。センサーで算出した姿勢をタブレット端末に表示する仕組みで、画面の中の白い箱が背中に着けたセンサーと連動し、被験者の体の傾きを示している。
なおZMPは5月21〜23日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展」で、いつでモーションの体験型デモンストレーションを行う予定だ。
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