これぞロボット大図鑑だ!――【2011国際ロボット展】フォト&ムービーレポート:再検証「ロボット大国・日本」(9)(4/4 ページ)
ここまで紹介してきたロボット以外にも、多くのユニークなロボットの展示デモを見ることができた。その中から筆者が注目したものをダイジェストでお届けしたい。
「ロボット大賞」の展示エリアには、産業技術総合研究所のヒューマノイドロボット「HRP-4C」(未夢)が登場。今年も歌を披露して来場者の人垣ができていたが、デモの内容としてはこれまで同じとか
明治大学・黒田研究室は、「伊豆大島無人観測ロボットシンポジウム」での実験を終えたばかりの火山観測ローバー「Micro6 Volcano」を展示。野外での長期間運用によって、車輪が錆びている
上海万博の日本館で活躍した「夢ROBO」が再び登場。内部が見えるように、右半身は露出してあった。6軸だけの自由度でこの動きを実現している
ヴイストンのブースで見つけたのは、カップラーメンの景品として開発された「ロボタイマー」。出来上がるまでの3分間、踊ったり喋ったりして飽きさせない
ホビー分野では2足歩行ロボットが注目されがちだが、多脚ロボットもジワジワと人気を広げている。これは近藤科学の「KMR-M6」(左)と「KMR-P4」(右)。安定しているので、2足歩行よりも移動モーションを作りやすい
ピップは高齢者向けのコミュニケーションロボット「うなずきかぼちゃん」を紹介。5種類のセンサーとスイッチを内蔵しており、頷いたり喋ったりすることが可能だとか
杉浦機械設計事務所が出展していたのはトルソ型のロボット。4軸構成の腕が人間のように動くので、実際に着ているイメージをつかみやすい……かも
大塚 実(おおつか みのる)
PC・ロボット・宇宙開発などを得意分野とするテクニカルライター。電力会社系システムエンジニアの後、編集者を経てフリーに。最近の主な仕事は「小惑星探査機「はやぶさ」の超技術」(講談社ブルーバックス)、「宇宙を開く 産業を拓く 日本の宇宙産業Vol.1」「宇宙をつかう くらしが変わる 日本の宇宙産業Vol.2」(日経BPマーケティング)など。宇宙作家クラブに所属。
Twitterアカウントは@ots_min
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