90以上のラインアップ、安川電機が多様なネットワーク対応のリモートI/O製品FAニュース

安川電機は、多様な通信ネットワークに対応するリモートI/O製品「SLIO I/O」シリーズの販売を開始した。工場や生産設備のデータの効率的かつ安定的な収集が可能になり、品質や生産性の向上に貢献する

» 2022年08月05日 11時00分 公開
[MONOist]

 安川電機は2022年7月25日、多様な通信ネットワークに対応するリモートI/O製品「SLIO I/O」シリーズの販売を開始した。価格はオープンとなっており、90以上の製品ラインアップを提供する。

「SLIO I/O」シリーズ リモートI/O製品「SLIO I/O」シリーズ 出所:安川電機

 SLIO I/Oシリーズは、MECHATROLINK、EtherNet/IP、PROFIBUS、EtherCATなどの通信ネットワークに対応し、上位コントローラーやさまざまな機器と接続してデータの入出力ができる。工場や生産設備のデータの効率的かつ安定的な収集が可能になり、品質や生産性の向上に貢献する。

RM-Xコントローラー(左)とEtherNet/IPバスカプラ(右)の接続例 YRM-Xコントローラー(左)とEtherNet/IPバスカプラ(右)の接続例 出所:安川電機
MP3000コントローラー(左)とMECHATROLINK-IIIバスカプラ(右)の接続例 MP3000コントローラー(左)とMECHATROLINK-IIIバスカプラ(右)の接続例 出所:安川電機

 90種類以上の幅広いモジュールをラインアップしており、用途に応じた柔軟なシステム構築が可能。バスカプラには最大64個のモジュールを取り付けでき、ライン拡張モジュール(マスター、スレーブ)を使用することで、1つの配線を最大5系統に分割できる。

 コンパクトな本体と、スクリューレスターミナルや階段形状配線の採用により省スペースでの接続が可能。組み立てにはねじや専用工具が不要で、設置や配線後に電子モジュールのみの交換が可能なため、メンテナンスも容易だ。半導体/液晶製造装置、電子部品実装機、金属加工機など、広範な産業機器に利用できる。

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