新東工業は、はめ合いやかみ合わせ作業に対応可能なロボットシステムを発売した。同社の6軸力覚センサー「ZYXer」と生産技術、アプリケーション開発力を融合した新ロボットシステムにより、産業用ロボットの高性能化が可能になる。
新東工業は2021年5月12日、はめ合い(嵌合)やかみ合わせ(位相合わせ)作業に対応可能なロボットシステムの販売を開始したと発表した。
同社の6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」と、長年培ってきた生産技術、アプリケーション開発力を融合した新たなロボットシステムにより、産業用ロボットの高性能化が可能になる。
軸と軸受けをはめ合わせたり、ギアやスプラインの凹凸をかみ合わせたりする作業は、従来のロボットによる位置制御だけでは不具合が発生しやすく、自動化が困難だった。新たなロボットシステムは、ZYXerを活用することでこれらの工程に対応可能となり、広範な加工の自動化や省人化の推進に貢献する。
同社は、これまで主要な顧客だった自動車業界に加え、さまざまな機械の組み立てや金属以外の部品組み立てにも適応範囲を広げて、ロボット関連の新規事業を拡大していく。
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