THKは、サポートユニットに合わせてねじ軸の端末形状を加工した精密ボールねじ「SDA-VZ形」に、ねじ軸径の直径15mmと20mm、DIN規格に沿った標準設計の79形番を追加する。
THKは2025年4月9日、サポートユニットに合わせてねじ軸の端末形状を加工した精密ボールねじ「SDA-VZ形」に、ねじ軸径の直径が15mmと20mmになる79形番を追加すると発表した。
直径15mmと20mmの形番はこれまでも提供していたが、コンパクトタイプのみだった。今回、DIN規格に沿った標準設計の形番を追加したことで、既存の151形番と合わせて計230形番を提供することになる。
SDA-VZ形は、ねじ軸径の直径が10mm、12mm、15mm、20mm、25mmの形番をラインアップ。軸端が加工済みとなっており、短納期にも対応できる。ボールを接線方向にすくい上げる方式を採用し、DN値10万となる最高回転数5000min-1を達成。長期間の高速駆動でも安定したトルクを期待できる。また従来の精密ボールねじと比べ、外径比を最大30%縮小。よりコンパクトな装置を設計する一助になるとする。
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