デジタル入出力やアナログ入出力を増設するリモートI/Oシステム:FAニュース
コンテックは、リモートI/Oシステム「CONPROSYS nano」シリーズに「アナログ出力」「カウンター入力」など4種を追加した。同シリーズのCPUカプラユニットにデジタル機能、アナログ機能などのI/Oインタフェースを増設する。
コンテックは2020年5月19日、リモートI/Oシステム「CONPROSYS nano」シリーズに、「アナログ出力」「カウンター入力」「デジタル入出力」「リレー出力モジュール」4種を加え、順次発売すると発表した。型式は順に「CPSN-AO-1602LC」「CPSN-CNT-3201I」「CPSN-DIO-08SL」「CPSN-RRY-4PCA」で、価格は2万4800円、1万2800円、9800円、未定(各税別)だ。
左から「CPSN-AO-1602LC」「CPSN-CNT-3201I」「CPSN-DIO-08SL」「CPSN-RRY-4PCA」(クリックで拡大) 出典:コンテック
新製品は、−20〜+60℃の温度範囲に対応したスタックタイプのI/O拡張用モジュール。同シリーズのCPUカプラユニットに、デジタル機能、アナログ機能などのI/Oインタフェースを増設する。
CPUカプラユニットとの実装イメージ(クリックで拡大) 出典:コンテック
CPSN-AO-1602LCは、絶縁型アナログ電圧で、2チャンネル、16ビットの電流出力モジュール。±10V、±5V、0〜10V、0〜5Vの電圧出力、0〜20mAに対応し、チャンネル単位で個別に機能やレンジを切り替えて使用できる。
CPSN-CNT-3201Iは、1チャンネル、32ビットの高速パルスカウンター入力モジュール。32ビット分のアップダウンカウントや2相信号の1チャンネルカウントができ、ロータリエンコーダーやリニアスケールなどと接続可能。応答周波数500kHzのフォトカプラ絶縁入力を搭載する。
CPSN-DIO-08SLは、電流シンクタイプで、5V〜24VDCの外部電源に対応する絶縁型双方向デジタル入出力モジュール。応答速度200μ秒以内のフォトカプラ絶縁入出力8点を搭載している。デジタル入出力点が共通のため、各入出力ピンは結線の変更なしに使用できる。
独立コモンリードリレー接点4点出力モジュールのCPSN-RRY-4PCAは、独立コモンのため1点単位で異なる外部電源に対応可能。定格負荷は1点当たり125VAC 0.5A、30VDC 2Aで、バスと出力インタフェースが絶縁されているため耐ノイズ性に優れている。
- いまさら聞けない IO-Link入門
インダストリー4.0などによりスマートファクトリーをはじめとする工場内IoTが注目を集める中、大きなカギを握る技術として注目度を高めてきているのが「IO-Link」です。製造現場のさらに末端情報を担うセンサーやアクチュエータからの情報取得を可能とするIO-Linkとは何かを、本稿では分かりやすく紹介します。
- 工場用のイーサネットって何だろう?
インダストリー4.0や工場向けIoTなどに注目が集まっていますが、そもそも工場内のネットワーク環境は、どのように構築すべきなのでしょうか。本連載では、産業用イーサネットの導入に当たり、その基礎から設備設計の留意点などを含めて解説していきます。第2回ではイーサネットとは何かを紹介します。
- 「OPC UA」とは何か
スマート工場化や産業用IoTなどの流れの中で大きな注目を集めるようになった通信規格が「OPC UA」です。「OPC UA」はなぜ、産業用IoTに最適な通信規格だとされているのでしょうか。本連載では「OPC UA」の最新技術動向についてお伝えする。第1回である今回は、あらためて「OPC UA」の概要と位置付けを紹介する。
- いまさら聞けない EtherCAT入門
産業用オープンネットワーク「EtherCAT(イーサキャット)」をご存じだろうか。工場などの産業用オートメーションにおいて、フィールドネットワークのオープン化が進む中、なぜEtherCATの存在感が増しているのか。誕生背景やメカニズム、活用シーンなどを詳しく解説し、その秘密に迫る。
- いまさら聞けないFL-net入門
オープンPLCネットワークの「FL-net(エフ・エル・ネット)」をご存じでしょうか。工場のさらなる高度化が進む中、工場ネットワークのオープン化は加速しています。その中でPLCの相互互換性を確保するオープンPLCネットワーク(OPCN)にも注目が集まっています。OPCNを実現する「FL-net」の誕生背景やメカニズム、活用シーンなどを解説します。
- いまさら聞けないPROFINET入門
イーサネットベースの産業用ネットワークである「PROFINET(プロフィネット)」をご存じでしょうか。工場の高度化が進む中、工場ネットワークのオープン化は加速しており、オープンネットワークであるPROFINETの利用範囲は拡大を続けています。本稿では、PROFINETとは何かを分かりやすく解説し、その強みに迫ります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.