24時間稼働かつ高いパフォーマンス作業が可能なロボットストレージシステムFAニュース

オカムラは、ロボットストレージシステム「AutoStore」の新シリーズ「Black Line」を発売した。24時間稼働、高いパフォーマンスや省力化が求められる倉庫や物流施設に適している。

» 2019年02月28日 07時00分 公開
[MONOist]

 オカムラは2019年2月14日、ロボットストレージシステム「AutoStore(オートストア)」の新シリーズ「Black Line(ブラックライン)」を発売した。同社は、日本唯一のAutoStore正規販売店として、同システムの販売を手掛ける。

 AutoStoreは、高密度に収納した専用コンテナ(ビン)をロボットが入出庫を行う自動倉庫型ピッキングシステム。Black Lineは、高性能ロボット「B1」、ワークステーション「リレーポート」、グリッドなどで構成され、24時間稼働、または高いパフォーマンスや省力化が求められる倉庫や物流施設に適している。

 B1は、自動交換方式のバッテリーで充電時間が不要で、高さ425mmまでのビンを入出庫できる軽量かつコンパクトな高性能ロボットだ。全てのホイールにモーターを内蔵したダイレクトドライブテクノロジーと、小型リチウムイオン電池を採用し軽量化したことで、従来のロボットより加速能力が75%、1台当たりの平均搬送能力が20%向上した。

 リレーポートは、入出庫口のポート付近に出庫予定のビンを複数ためる構造にすることで、ビンの入れ替えを最短1.5秒に短縮。1時間あたり最大650ビンの入出庫が可能で、従来のポートよりビン到着待ち時間を大きく削減できる。

 専用コンテナ425mmビンは、同年夏ごろ発売の予定だ。

photo 「Black Line」のイメージ 出典:オカムラ
photo 「Black Line」の全体イメージ 出典:オカムラ
photo バッテリーを自動で交換 出典:オカムラ

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