ABBは、高性能小型ロボット「IRB 1200」シリーズが、より高速で高精度な新世代型に進化した。可搬重量5kg、7kg、8kg、9kgの4つのバリエーションで、クラス最高のモーションコントロールを可能とする。
ABBは2025年7月2日、サイクルタイムや精度が向上した小型ロボット「IRB 1200」シリーズを発表した。可搬重量5kg、7kg、8kg、9kgの4種を提供する。
新しいIRB 1200シリーズは、精密な自動化工程において、効率性と生産性を高めることができる。9kgモデルは、クラス最高の可搬重量により、大型部品や重量物の取り扱いも可能だ。
同社の「OmniCore」コントローラーで稼働し、「RobotStudio」「RobotStudio AI Assistant」「AppStudio」など、同社が提供するAI(人工知能)搭載のソフトウェア群を最大限に活用でき、使いやすさが向上した。複数台が1600mm/sで高速動作する状況でもパス精度0.6mm、ポーズ繰返し精度0.011mmのモーションコントロールを可能とする。
サイクルタイムは5%高速化し、より高い生産性を発揮できる。電子機器や一般産業、自動車用電子機器、消費財産業向けの表面仕上げや組み立て、ディスペンシングなどの高スループットで複雑なアプリケーションに適する。
無駄のない設計で、設置面積を増やさずにスループットと効率を向上できる。前世代より20%軽量化し、台座の取り付けとエネルギー消費を低減する。
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