緩曲面、緩斜面の仕上げ加工に適した刃先交換式レンズ工具を発売FAニュース

三菱日立ツールは、異形工具シリーズ「GALLEA」の第6弾として、刃先交換式レンズ工具「GF3L形」を発売した。3枚刃のポジ刃形設計により、高能率な仕上げ加工が可能で、金型の緩曲面の仕上げ加工や緩斜面の加工に適している。

» 2018年02月14日 07時00分 公開
[MONOist]

 三菱日立ツールは2018年1月22日、バレル工具やレンズ工具などの異形工具シリーズ「GALLEA」の第6弾として、刃先交換式レンズ工具「GF3L形」を発売した。価格はモジュラーヘッドが4万2700円〜4万5300円、超硬インサートが1880円〜2800円となっている(いずれも税別)。

 GF3L形は、最新のCAD/CAMを活用することで、GALLEAシリーズの特徴「加工するピッチを大きくすることで加工能率を大幅に向上する」が可能になる。また、3コーナーのインサートを採用し、経済性を向上している。

 3枚刃のポジ刃形設計で高能率な仕上げ加工ができ、ユニークなインサート拘束面により、インサートクランプが強固になっている。コーティングは最新のTH3、PN2を使用し、さまざまな被削材に対して長寿命加工が可能だ。また、GF3L形とGP1LB形を合わせて使用すれば、より高能率に中仕上げから仕上げの加工ができる。

 GF3L形は、モジュラーヘッドが全3アイテム、超硬インサートは全6アイテムを展開。金型の緩曲面の中仕上げや仕上げ加工、 金型構造部の勾配面(緩斜面)の加工、タービンブレード翼面の仕上げ加工に適している。

photo GF3L形(クリックで拡大) 出典:三菱日立ツール

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