横河電機は、プラント情報管理システム「Exaquantum(エグザカンタム)R3.10」を発売した。データ交換の標準規格OPC UAに対応し、OPC UA対応機器とセキュアなデータ交換が可能になった。
横河電機は2017年11月14日、OPC通信規格「OPC Unified Architecture(UA)」に対応したプラント情報管理システム「Exaquantum(エグザカンタム)R3.10」を発売した。石油、鉄鋼、非鉄、電力、ガスなど製造業全般に適用可能で、制御システムのデータをリアルタイムで収集する。プラント操業に加え、経営の観点からもデータ解析が可能な環境を提供する。
データ交換の標準規格OPC UAに対応しており、OPC UA対応機器とのセキュアなデータ交換を可能にした。また、同社のデータ収集システム「SMARTDAC+」シリーズともセキュアにデータ交換が行える。
セキュリティは、プログラムのパス(ファイルやフォルダへの経路)やアクセス権限付与を見直すことで強化した。万一、ウイルス感染やサイバー攻撃があった場合にも、不正な操作が実行されにくくなっている。
また、最新のサーバ用OS「Windows Server 2016」、PC用OS「Windows 10 Enterprise 2016 LTSB」、リレーショナルデータベース管理システム「Microsoft SQL Server 2014」など、PCやサーバに関する最新の環境に対応する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.