Bluetooth技術が多対多間デバイス通信可能なmeshネットワークをサポート組み込み開発ニュース

Bluetooth SIGは、多対多間デバイス通信が可能なmesh機能を有した「Bluetooth mesh」を発表した。大規模なデバイスネットワーク構築向けに最適化され、ビルオートメーションなどのIoTソリューションに適している。

» 2017年08月09日 10時00分 公開
[MONOist]

 Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は2017年7月18日(現地時間)、多対多(M:M)間デバイス通信が可能なmesh機能を有した「Bluetooth mesh」を発表した。

 Bluetooth meshは、大規模なデバイスネットワーク構築向けに最適化されている。数十〜数千規模のデバイスによる安全かつ信頼性が高い相互通信環境が必要なビルオートメーションや、センサーネットワークなどのIoT(モノのインターネット)ソリューションに適している。単一障害点を持たず、自己修復ネットワークが実現可能な信頼性や、数千個に及ぶノードをサポートする拡張性、さまざまな攻撃から保護するセキュリティ機能を有している。

 また、さまざまなベンダーの製品を連携して機能させるグローバル規模での相互運用性も持つ。その他にも、資産追跡やナビゲーションなどの追加サービスのサポートも可能だ。

 Bluetooth meshネットワークの仕様と、meshネットワークをサポートするBluetooth製品の認証に必要なツールは、Bluetooth SIGのWebサイトから入手できる。Bluetooth meshネットワークはBluetooth 4.0以降のコア仕様と互換性があり、Bluetooth Low Energy上で動作する。

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