英CSRがBluetooth Smartを利用したメッシュネットワーク技術「CSRmesh」のアップデートを発表した。センサーやアクチュエーターなど多種多彩な機器をスマートウオッチなどから制御可能にする。
英CSRは2015年2月9日(現地時間)、Bluetooth Smartを利用したメッシュネットワーク技術「CSRmesh」のアップデートを発表した。2015年第2四半期初頭にリリースする予定だ。
同社が2014年2月にCSRmeshを発表した段階では照明機器の制御に最適化されていたが、アップデートされたCSRmesh(同社では「CSRmesh Home Automation」と呼称する)は照明のみならず、センサーやアクチュエーターなど多種多彩な機器の制御を可能とする。既にAndroidとiOSのソースコードも同梱した開発キットが用意されており、Android Wearを使って照明を制御するデモ映像を公開している。
CSRmeshはBluetooth Smartのプロトコルを採用しており、これらの機能は、CSR製システムLSI「CSR101x」や「CSR8811」が実装された機器にソフトウェアを追加することで実現できる。システム利用の際にペアリングなどの設定も不要で、加えてルータなどの中間機器も不要となっており、日常的な使用に適したネットワークを構築できるとしている。
「CSRは、Internet of Thingsの開発を支援していくことを使命としており、あらゆる互換デバイスの相互運用性を確保し、市場の成長を阻害する断片化を回避できるよう、Bluetooth SIGの中でBluetooth Smart meshの標準化にあたっています」(同社)
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